やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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みる貝

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現在、一般的にみる貝といわれている貝【写真下の貝】は実はみる貝ではありません

写真上の『ミルクイ【ミルカイ】』が激減した為

その代用品として使われてきた『ナミカイ』という貝です

貝殻に波状のシワがあることから波貝となったようです

ミルクイはあまりの激減に、今や高級食材の一つとなっています

歩留まりから考えると超のつく高級品で

使い方によっちゃ、あわびなんかより高くついちゃいます

ミルクイはあま味とうま味に貝特有の風味がとてもよく、適度な歯触りに個性を感じます

それに対しナミカイは貝臭さが少なく、あっさりとして万人に喜ばれる味わいです

商売人が勝手にみる貝だなんだといってるだけで本来は別種、どちらもどちらで良さがあります

ちゃんと個々をわかってやらないと、食われる方はたまったもんじゃありません

ひとつの命を頂戴しているわけですから、そこらへんはきっちりと

ちなみに魚河岸では『ナミカイ』を白みるというのに対し

『ミルクイ【ミルカイ】』を本みるといって区別します

それにしてもこの手の話は尽きないですね

このみる貝に然り、ししゃもに然り

JAS法が改訂される前なんか

外国の何だかわからない魚を銀むつだスズキだなんて売ってたわけですから

いやはやこの世はニセモノ天国

もしかしたらお熱をあげてる飲みやのおねえちゃんも、実はおにいちゃんかもしれませんよ


『水温に左右される大変なみる貝漁』

みる貝は、砂泥地帯の海底に貝を縦にして潜っています

水温が下がってくると水管を海底から上へ伸ばし、プランクトンなどの餌を活発に食べて成長します

しかし水温の高い夏場には、この水管を海底に潜らしてしまいます

潜水漁で獲る「みる貝漁」は、水深20メートル位の海底を

潜水夫は立ったままの姿勢で、この伸びた水管を目印にして獲ってゆきます

しかし近年の温暖化みたいに水温がなかなか下がらないと

みる貝も砂泥の中に潜ってしまってしまうので、獲れなくなってしまうという訳です

こんな大変な漁を代行してもらうわけですから、少々お高くてもこりゃしょうがありません


『江戸前みる貝の復活』

かつての東京湾は貝類の宝庫

赤貝、みる貝、蛤に浅利、、とり貝、青柳、平貝と豊饒の海には全ての貝が揃っていました

しかし、1950年代後半から、次第に減少していったこれらの貝類は

60年から70年代にかけて激減し、とり貝、青柳、浅利を除きほぼ絶滅してしまいました

しかし今から数年前、立派なみる貝が河岸にならびました

そうです絶滅したと思われた「江戸前のみる貝」です

水管は見事に厚く太り、みる舌は肝でいっぱいに膨らんでいました

千葉県は富津の潜水漁ものでしたが、かなりの量が継続的に漁獲されていました

普通じゃまず高価で手が出せない本みるが、ありえないほどの安値でした

あのときもっと食っておけば良かったと今でも後悔しています

またいつか沸くことを願って
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by yataiti1gou | 2010-12-22 01:01 | み行
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