人気ブログランキング | 話題のタグを見る

やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

縞海老(シマエビ)

タラバエビ科のエビで比較的よく市場で見かけるのは

ホッコクアカエビ(甘海老)

トヤマエビ(ぼたん海老)

そして本種であるモロトゲアカエビ(縞海老)

この3種の中でもっとも入荷量が少ないのがこの縞海老です

タラバエビ科タラバエビ属の甘海老やぼたん海老は

産卵数が多く再生産性が高いのに対し

タラバエビ科モロトゲアカエビ属の縞海老は

産卵数が少なく再生産能力が低いため

魚河岸に並ぶ事が少ない海老です

縞海老(シマエビ)_d0176160_16183330.jpg


旬は2月頃から5月頃に北海道西部

増毛、留萌、積丹半島や檜山支庁にかけて

かご漁により漁獲されます

北海道以外の日本海側

富山や石川でも少量ながら水揚げがあります

他の海老に比べ生命力がとても強いので

関東の市場でも生きたまま購入できるのが

うれしい特徴です

刺身でやると甘みがあり非常に美味

水分が少ないせいか

身がしっかりしていて、プリっと食感が最高

塩焼きや天麩羅、汁ものにしてもうまいですよ




『北海縞海老とただの縞海老』


北海道で塩茹でにして食べる『縞海老』は『北海縞海老』という北海がつく縞海老で

今回ご紹介した海老とは別種です

甘海老やぼたん海老などのタラバエビ科の仲間は、多くが深海に生息していますが

『北海縞海老』は珍しく浅い海に生息しています

この『北海縞海老』は夏の浅瀬で帆を風に膨らませて

動力を使わない打たせ網という底引き網でとります

産地は厚岸から野付湾、能取湖、サロマ湖など

北海道の夏の風物詩のひとつとなっています

生は甘味が少なく甘海老などと比べて味わいで劣りますが

産地の塩ゆでのものは甘味があり、ほろりとしてコクがあり美味

漁期は1年間にわずか2ヶ月間と短く

春えびが水揚げされる春漁は、6月中旬~7月中旬

秋えびが水揚げされる秋漁は、10月中旬~11月上旬

漁期が限られているため、冷凍流通することが多いようです
by yataiti1gou | 2011-04-27 00:35 | し行
<< 長崎のあらかぶ(夢笠子) 北海道の白貝 >>


カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
たかやしろエステートブラン
at 2013-02-24 22:23
日置桜
at 2013-01-07 16:47
鷹勇
at 2012-12-16 17:07
鯉川
at 2012-11-30 00:20
さつまいも・蔓無源氏(つるな..
at 2012-11-23 01:03
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧