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やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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かぼちゃ

かぼちゃは野菜類のなかでも特に栄養価の高い野菜です。

基本的にはどこでも栽培ができ、ほおっておいてもすくすくと育つため、

戦後の食糧難の時代には、このかぼちゃで命拾いした人も多いそうです。

「冬至にカボチャを食べると風邪をひかない」と言われるほど、

現在でも栄養素が高く評価されている緑黄色野菜の王様です。

特にビタミンCは豊富で、カボチャ2~3切れで1日に必要なビタミンC摂取量をまかなえるほどです。

また、近年注目されているのがガンの抑制作用。
 
カボチャに含まれているβ-カロテンは、ガン全般の予防・抑制にすぐれた効果を発揮するそうで、

特に肺ガンを予防する野菜の筆頭にあげられています。

ガンの発生や進行に深く関与している活性酸素をβ-カロテンが還元して無害化するからで、

カボチャの黄色は、このような還元作用の強さをあらわしているのだそうです。 

そのほか、食物繊維が非常に豊富で、便秘を防ぐとともに血行を促進するため、

大腸ガンや結腸ガンの予防にも役立つそうですよ。


『日本への伝来』

日本には1541年に大分に漂着したポルトガル船が、

大名の大友宗麟にカンボジア産のカボチャを贈ったのが最初だと言われています。

この時にカンボジアから持って来たので、カンボジアがなまりカボチャと呼ぶようになったそうです。

戦国時代の終わり頃には、スペイン人、ポルトガル人などの宣教師が長い船旅による来日の際、

かぼちゃを始め、サツマイモ、とうもろこし、ジャガイモなど、

でんぷん質が多く保存性の高い野菜類を持ち込んだといわれています。

当時の日本人には、遠い異国の味と感じたことでしょう。

かぼちゃ_d0176160_18391298.jpg


『かぼちゃの種類』

カボチャは、大きく分けけて日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャがあります。

日本カボチャ
見た目が美しいのですが、栽培に手間がかかり収量が少ない事と、
現代では甘味の強い西洋カボチャの方が好まれるという事もあり栽培が減少し、
今では10%以下になってしまいました。

西洋カボチャ
1863年にアメリカから移入され、北海道で栽培されるようになりました。
50年ほど前まではナタワレカボチャが主流でしたが、
その後、栗カボチャが出まわるようになると、「ホクホクして甘い」という事で人気になり、
ナタワレカボチャや日本カボチャを圧倒して、市場の90%を占めるようになりました。

ペポカボチャ
主に飾り物などにする園芸用品種が多く、おもちゃカボチャとも呼ばれています。
これらの観賞用品種は食べてもあまりおいしいとはいえません。
しかしペポカボチャの中にも、食用に向くものがあります。
それは、イタリアで改良されたペポカボチャの一種を若取りしたズッキーニと、
ソウメンカボチャと呼ばれている金糸瓜(キンシウリ)です。


『熟成してうまくなる』


サツマイモと同様にデンプンを糖に変える酵素を含んでいるため、貯蔵によって甘味が増します。

収穫直後よりも収穫後一ヶ月頃が糖化のピークで食べ頃となります。

切ってあるかぼちゃを買う場合は、熟成の進んでいる赤みが強いものを。

丸ごと買う場合は、ヘタを見て枯れている物を選びます。



『どうでもいいですが』

英名ではパンプキンと思われているかぼちゃですが、

実際にはハロウィンでお馴染みの皮がオレンジ色の種類のみがパンプキンだそうです。

その他のカボチャ類は全てスクウォッシュと総称されているとのことで、

日本のカボチャは、カボチャ・スクウォッシュとなるそうです。

まあなんの役にも立ちませんけど、この手の話はつい気になちゃう。

脳みそが少ないのに余分なことばかり気にするもんだから、大事なことを忘れちゃう。

まだ酉の市にも行ってないし‥‥

26日三の酉で、でっかい熊手ゲットでござる。

ふむふむ。

やたいちなう。
by yataiti1gou | 2011-11-25 00:28 | か行
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