やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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聖護院かぶ

かぶは渡来して1000年以上と日本でも歴史のある野菜のひとつです。

昔は春の七草でお馴染みの”すずな”と呼ばれていました。

赤いのやらでかいのやら、かぶは日本各地に約80もの品種があるそうです。

その中から今日は『聖護院かぶ』をご紹介いたします。

聖護院かぶは、享保年間(1716年~36年)に、

京都市左京区聖護院の篤農家・伊勢屋利八が、近江かぶの種を持ち帰り、

京都の風土に合わせて品種改良した日本一大きなかぶです。

一見、似たように見える丸い大根 『聖護院大根』 がございますが、

食べれば一目瞭然、まるで別物です。

植物学的にもかぶと大根は全くの別種。

料理の用途も変わって参ります。

お買い求め際はお間違えのないように。

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京漬物の代表格、千枚漬の材料として需要の多い聖護院かぶ。

秋から冬にかけての気温の低下により、水分と甘みが一層増しおいしさが一段とさえて参ります。

このかぶは食物繊維が少なく肉質がとてもなめらかなのが特徴です。

特にビタミンCが豊富で消化酵素のアミラーゼも多く含んでいます。

酒飲みのお姉さまには打ってつけの野菜というわけです。

大根と違い軟らかい葉は、根よりも実はビタミンやミネラルが豊富です。

捨てる事無くお浸し、細かく刻んで菜飯などに活用しきっちりおいしくいただきましょう。

ちなみに、お漬物で有名なご存知の野沢菜。

こいつは実はかぶの葉っぱなんです。

これは『天王寺かぶ』というかぶが、

信州の気候風土により葉のほうが立派になってしまった変種なんです。


『京の伝統野菜とは』

京都に都が置かれていた明治維新以前から生産されていた歴史を有する野菜の品目で、

昭和62年の認定開始以来、現在まで41品目の野菜が京都府によって認定されています。

その中には、種の保存の為にのみ栽培されている野菜や既に絶滅してしまった野菜、

栽培されていないものの種が保存されている野菜なども含まれています。

さすが歴史のまち京都ですね。

野菜もちゃんと守られています。

今のご時世、商売商売でつまらないブランド野菜や、

クセがないだの甘いだの、

個性を出してえのか消してえのかわからねえ品種改良やハウスなんかのひ弱な野菜だらけ。

硬くたっていいじゃねえか。

噛みしめる喜びがあるんだから。

アクがあったっていいじゃねえか。

野菜だもの。

酒然り、歴史や伝統は受け継ぐ時代から守る時代になったのかもしれません。

もっと大地を噛みしめているような野趣あふれる野菜を食いたい。

そんな夢をかなえてくれるのが、この『京の伝統野菜』というわけです。
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by yataiti1gou | 2011-12-29 13:45 | し行

四角豆

市場での販売量は少なく、ちょっと珍しい『四角豆』

熱帯地方原産で、ビルマ、パプアニューギニアなどでは古くから食べられていたようです。

日本では、沖縄の夏の野菜不足を補うため、

1980年代に旧農林水産省熱帯農業研究センターによって研究され奨励されたことにより、

今では生産量の大半が沖縄で栽培されています。

1900年頃に"トウサイ"という名前で一度紹介されたようですが、

当時はほとんど普及しなかったようです。

沖縄では四角豆を"ウリズン"と呼びますが、これは沖縄の方言で4月頃の新緑の意味で、

草木が芽吹く時の美しい薄緑色をしている事から名付けられたそうです。

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この四角豆は害虫が付きにくいので無農薬で育てられます。

しかも生長がとても早く、開花後2週間で育つ多収作物です。

家庭菜園にいいかもしれませんね。

食味はクセが無いので、用途はいろいろ。

お浸しや炒め物、天麩羅などと幅広く使えます。

買ったらすぐに食うのが一番ですが、

保存をする場合は、熱帯産の植物なので冷蔵庫での保存は禁物。

新聞にでも包んでおけば、家屋内で1週間程度は保存ができますよ。
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by yataiti1gou | 2011-10-05 19:21 | し行

じゃがいも その弐 『シャドークイーンとノーザンヒル』

従来のカラフルなじゃがいもより数段に味が良くなり

近年出荷が始まった新しいじゃがいもをご紹介します

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『シャドークイーン』

左の黒っぽいじゃがいもは『シャドークイーン』という紫色のじゃがいもです

皮は深い紫色ですが、中は鮮やかな瑞々しい紫色をしており

既存の紫じゃがいもの約3倍はある豊富なアントシアニン色素から

この鮮やかな紫色が生まれています

このアントシアニンをはじめとするポリフェノール類には、強い抗酸化力があり

活性酸素を抑制する効果があるため、ダメージを受けやすい細胞膜を守る働きがあります

また、動脈硬化などの生活習慣病の予防や改善などの効果も期待されています

それよりなにより、パソコンなどで疲れ目に悩まされる現代人にうってつけの効能

疲れ目の回復効果というありがたい効能があります

このアントシアニンは眼球内の毛細血管を強くして血流を改善し

目のすみずみに酸素や栄養成分を送り、眼のピントを調節する毛様体の働きを良くし

疲れ目の回復に効果があるといわれています


『ノーザンヒル』

右の赤っぽいじゃがいもは『ノーザンヒル』です

半分に切ると中身もピンクなのが特徴で、赤皮赤肉のじゃがいもです

平成18年度に農林登録された

近年になって『シャドークイーン』とともに少量ながら市場に出始めました

このじゃがいもは休眠期間が比較的長く、芽が出にくいため長期保存も可能です

加熱をしてもこれらのじゃがいもは色とびがほとんどないので

ポテトサラダなんかをつくると、カラフルで楽しいかもしれません

おとなのポテトサラダなんつって

ピンクなの
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by yataiti1gou | 2011-07-22 15:30 | し行

縞海老(シマエビ)

タラバエビ科のエビで比較的よく市場で見かけるのは

ホッコクアカエビ(甘海老)

トヤマエビ(ぼたん海老)

そして本種であるモロトゲアカエビ(縞海老)

この3種の中でもっとも入荷量が少ないのがこの縞海老です

タラバエビ科タラバエビ属の甘海老やぼたん海老は

産卵数が多く再生産性が高いのに対し

タラバエビ科モロトゲアカエビ属の縞海老は

産卵数が少なく再生産能力が低いため

魚河岸に並ぶ事が少ない海老です

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旬は2月頃から5月頃に北海道西部

増毛、留萌、積丹半島や檜山支庁にかけて

かご漁により漁獲されます

北海道以外の日本海側

富山や石川でも少量ながら水揚げがあります

他の海老に比べ生命力がとても強いので

関東の市場でも生きたまま購入できるのが

うれしい特徴です

刺身でやると甘みがあり非常に美味

水分が少ないせいか

身がしっかりしていて、プリっと食感が最高

塩焼きや天麩羅、汁ものにしてもうまいですよ




『北海縞海老とただの縞海老』


北海道で塩茹でにして食べる『縞海老』は『北海縞海老』という北海がつく縞海老で

今回ご紹介した海老とは別種です

甘海老やぼたん海老などのタラバエビ科の仲間は、多くが深海に生息していますが

『北海縞海老』は珍しく浅い海に生息しています

この『北海縞海老』は夏の浅瀬で帆を風に膨らませて

動力を使わない打たせ網という底引き網でとります

産地は厚岸から野付湾、能取湖、サロマ湖など

北海道の夏の風物詩のひとつとなっています

生は甘味が少なく甘海老などと比べて味わいで劣りますが

産地の塩ゆでのものは甘味があり、ほろりとしてコクがあり美味

漁期は1年間にわずか2ヶ月間と短く

春えびが水揚げされる春漁は、6月中旬~7月中旬

秋えびが水揚げされる秋漁は、10月中旬~11月上旬

漁期が限られているため、冷凍流通することが多いようです
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by yataiti1gou | 2011-04-27 00:35 | し行

北海道の白貝

市場では、見た目の白さから「シロカイ(白貝)」の名で流通しています。

皿のように平たいため「サラカイ」とも呼ばれています。

北海道太平洋側からの入荷が多く、

ししゃもで有名な鵡川町や苫小牧辺りで、北寄貝や青柳の漁に混ざってとれるそうです。

水深20メートルの河川の流入の少ない砂泥地に生息し、鳥取以北の日本海側でもとれます。

富山や石川あたりでは「マンジュガイ(満珠貝)」

そのほか「ジョロウガイ」や「マサガイ」

アイヌ語では「アマメセエイ」や「カピウセイ」と呼ばれているようです 。

口の硬い白貝は、水槽に一週間以上入れておかなければ砂抜きが出来ません。

あさりや北寄貝が2日間もあれば十分なことを考えるとちょっと難点ですね。

もちろん皆様の手元に届く時には、業者さんがちゃんと砂抜きをしてくれた商品ですが、

稀に砂を食ったままの貝が混ざっていることがございますのでご注意を。

購入することがあれば、料理をする前に貝をあけ、

砂を食っていないか確かめる事をおすすめします。

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旬である春になると身が太り締りが良く旨味みも増して参ります。

酒蒸しはもちろん、青柳同様にさいて湯通しをしてからの刺身、

だしで炊いてからのぬた、その炊いた煮汁で炊き込みご飯など、

くせがないのでいろいろなお料理に活用いただける万能な貝だと思います。

ぜひお見かけの際はおためしを
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by yataiti1gou | 2011-04-26 00:57 | し行

下仁田ねぎ

群馬県は下仁田町の特産品であるこのネギ。

特徴はなんと言ってもこの太さ!

長ねぎの2倍から3倍はあります。

生のままでは非常に辛く、薬味としてはちょいと工夫が必要です。

加熱すると他のネギにはない色っぽい甘みが顔をのぞかせ、とろりと柔らかくなります。

すき焼きはもちろんのこと、ねぎの田楽や天麩羅など、とにかく加熱で際立つ根深の夏型ネギ。

個人御奨めは、鶏と下仁田ねぎだけでやる、めんどう抜きよのちょい鍋です。

鶏とネギをぶつに切りぶっこむだけと、とにかく簡単。

手間のかからない分、ちょっと奮発してうまい地鶏でじっくりやりましょう。

ねぎは鶏のうまい出汁を存分に吸い上げ、とろりとあまくそりゃもう最高です。

鶏のくさみ消しにもなっちゃうわけですから、まさに一石二鳥。

調味はグツグツやってるうちに、ねぎのあまさに鶏のコクも出ますから塩だけで十分。

米を食うなら肉が主役の牛すきなんかがいいですが、

酒のときなんかにゃ、こんなネギが主役の塩鍋なんかの方がぐっと酒がうまくなりますね。

下仁田ねぎが入りました折にはぜひおためしくださいませ。

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1805年(文化2年)、江戸の大名から下仁田へのネギの発注書が残されています。

この事から、すでに文化2年には生産されていたようです。

明治から昭和にかけて三度も皇室に献上されたことや、

伊勢神宮での奉納農産物品評会での連続上位入賞、

さらに昭和22年、群馬文化協会 浦野匡彦により上毛カルタが編集され、

「ねぎとこんにゃく下仁田名産」と詠まれました。

これを契機として日本各地に下仁田のネギが知れわたる様になり、

名産品として明治以降、特に昭和に入ってから有名になりました。

他地方での生産も試みられたようですが、土壌や気候などの問題からか、

下仁田産のようなうまいネギを作ることができなかったため、

現在も主な生産地は下仁田町であり、群馬の貴重な伝統野菜となっています。

最近では品種改良が繰り返され、どうにか他地域でも栽培出来る新種の下仁田ネギができましたが、

見た目は同じでもやはり決定的に味が違います。

下仁田のネギ農家いわく、見た目は良しとしても、味が明確に違うそうで、

できれば「下仁田ネギ」の名前を使って欲しくないと言うのが本音のようです。

「下仁田ねぎ」での商標登録も検討したようですが、

地域名と一般代名詞では登録が難しいのが現状だそうです。

生粋の在来種の下仁田ねぎは今でも生産量は極めて少なく、

一般のスーパーにはほとんど出回りません。

このネギは、種まきから収穫までに約1年以上と非常に手間隙がかかり、

さらに出荷時期が10月から1月位までと、とんでもなく不合理。

お歳暮の時期と重なるために、その多くが贈答品として出荷されています。

なんともありがたい殿様ネギですね。
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by yataiti1gou | 2011-01-28 02:49 | し行

たらの白子

日本で流通するタラ科の魚は

真鱈(マダラ)、助宗鱈(スケトウタラ)、 氷下魚(コマイ)

この3種が主ですが、今回は真鱈についてひとつ

身体に「斑(まだら)」模様があることから「マダラ」となった説が有望で

雪が降る頃うまくなるので鱈の字が当てられています

寒さ増す師走のこの時季から産卵のため

白子はねっとりと濃厚になり、冬を代表する佳品となります

その房状になった白子の外見がキクの花や雲に似ているため

地域によっては「キクコ」や「クモコ」ともよばれています


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丸の一本もんの鮮魚ではオスの方が白子があるため値がぐっと張り

メスはたらこが入っているものの、黒く見た目が悪い卵なので値はさがります

ですが青森あたりで作られている絶品のマダラのたらこ料理があります

それはたらこをほぐし醤油と酒につけた「たらこの醤油漬け」で

これは酒にめしにと最高のおともになります

また生姜と少し甘がちのだしでさっと炊いても十分にうまい

なお明太子などにする一般的なたらこはスケトウタラの卵で

マダラの卵ではありません。あしからず


『身はあっさりとやさしい味わい』

白子至上主義の魚河岸では、白子をとった用のない身は二束三文で売られていますが

鮮度が良ければ昆布締めにして刺身や、タラチリなどにしたら十分おいしく食べれます

ほろりとした身を淡い味で煮付けるとなかなかの一品にもなります

但し、生の身は崩れやすいので調理の際は少しお気遣いを

また身をメインに食べる事がありましたら旬以外のマダラをどうぞ

白子やタラコがない分

それらに栄養がとられないので身にうまみがありぐっと料理を引き立ててくれます

特にさつま揚げやかまぼこなんかには最高です

春先の生だらには寄生虫であるアニキスがいることがあるので

生食する場合は十分ご注意を


『タラの加工品』

【棒鱈】
マダラを素干にしたもの
一本で5000円から7000円はする高級品
これを水で戻して甘辛く煮たものが秋田の「棒鱈煮」
里芋と炊いたものが、京都の「芋棒」
郷土料理ではありますが、今では一般家庭でつくることはほとんどないようです

【ぶわたら・生ぶわ】
ベーリング海などアメリカの領海内でとったものを冷凍輸入し
これに一塩したものを「ぶわたら」といいます
これは宮城県で魚をおろすことを「ふわけ」といい
おろしたタラ、すなわち「ふわけたら」が変化して「ぶわたら」になったようです
また一塩していないものを「生ぶわ」と言います
これらは皮付きなのですが、身だけにしたものを「すきみたら」といいます


『良いたらの選び方』

とにかくこの魚は鮮度おちが早い魚なので、買うときはちょいと注意が必要

一本もんの場合は、淡褐色でつやと張りがあり

エラは鮮紅色で目は黒々としているものを選びましょう

切り身は透明感があり、ほのかなピンクがかったものが良いです

身が不透明で白かったり、血合いが茶色っぽい

またアンモニア臭がするといったものは言語道断

白子につきましては透明感がありまっ白で、しっかりした身質のものを選びましょう

とけかけた白子は臭みがあったり火を入れると崩れてしまい食うに至りません

どうせ安いもんじゃございません

少し高くても良いものを選びたいものです

なんたって食ったときの感動が違います

下らない白子では返って安物買いの銭失い

奮発していい白子で一杯と参りましょう


『でかけりゃでかいほどいい』

「たらふく」という言葉があるぐらい食欲がとても旺盛でいつも腹が膨れています

そのおかげで、でかいものはかなりの重さになります

ですが迷わず一番でかいものを買いましょう

怯んだら負けです!

この魚はでかい方が確実にうまいからです

買ってから料理なんか考えればいいんです

タラチリなんかの鍋をやれば意外とたくさん食えますし

身に一塩しておけば身もしまり日持ちもします

そこからの煮付けや※幽庵焼き

西京漬けなんかも良いですし、揚げ物なんかもまたうまい

あっという間に一本なんかチョチョイのチョイです

タラを見て迷っちゃおしまい

さあ、ためらわずに衝動買いしちゃいましょう!

あの腹に包丁を入れる時の緊張感

そして腹から出てくる大量の白子

あんなに興奮させてくれる魚は他にはいません

ぜひあの腹に一刺しの興奮を

※【幽庵焼き】
 江戸時代の茶人で、食通でもあった北村祐庵(堅田幽庵)が創案したとされています
 その調理方法は醤油、酒、味醂を1:1:1であわせ
 ユズの輪切りを加えた漬けダレに数日間漬けこみ焼き上げる料理
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by yataiti1gou | 2010-12-07 04:10 | し行

じゃがいも

日本では、現在82品種が品種登録されています

そのなかでもわりかた手に入りやすい品種をまとめました

より料理に適したじゃがいもを見つけるのに役立てていただければ幸いです

ぐずぐず書いてはありますが

要するにご家庭ではカレーやシチュー

おでん肉じゃがなどの煮込み料理には煮崩れなしよのメークイン

ホクホクした食感を楽しみたいポテトサラダやコロッケには男爵

ってな事が書いてある訳でございます

芋の種類を間違えるとせっかくの料理もオジャン

上記ぐらいは頭の片隅にでも放り込んでおくんなせぇ


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【男爵薯(だんしゃくいも)】
明治時代に川田龍吉(かわだ・りょうきち)男爵が
イギリスから持ち込んで日本に定着させた品種という説が有力
デンプンが多くホクホクした食感が得られますが、煮くずれしやすいのが難点
このため、粉吹き芋やマッシュトポテト、コロッケなど潰してから使う料理に適しています


【メークイン 】
大正時代にイギリスから日本に持ち込まれた品種
男爵イモよりもねっとりしていて、煮くずれしにくい
このため、カレーやシチューや肉じゃがなど、煮て調理する料理に適しています
男爵薯に比べて長い形状で、でこぼこもそれほどひどくなく、皮はむきやすいので商業向き


【キタアカリ 】
男爵薯を母親として、線虫抵抗性を持たせるよう農林水産省北海道農業試験場で品種改良したもの
カロテンやビタミンCの含有量が多く、黄色が強い
男爵薯同様、粉吹き芋やマッシュドポテトに適しています


【とうや】
内部が黄色く、カロテンやビタミンCの含有量が多い
口当たりがなめらかなので、ポテトサラダに適しています
黄色い事から黄爵(こうしゃく)とも呼ばれています


【ワセシロ】
通称「伯爵」
新じゃがポテトチップの材料として使用される品種


【トヨシロ】
北海19号とエニワの交配種
ポテトチップの材料として生産されている品種
風味は男爵薯に較べると劣るといわれるが、揚げると男爵に比べ色合いがよい


【インカのめざめ 】
2002年に種苗登録された、小粒で黄色みの強い品種
アンデス産の品種を日本向けに改良したもので
甘みが強く、サツマイモや栗に似た味を持つなど食味はよいが収量は少ない
他の品種と比較して栽培が難しいようです
難点は発芽しやすい事で、長期の保存には不向きです
生食用として人気が高まってきているが、生産量は少なくジャガイモのなかでは高価
長期冷蔵貯蔵により更に糖度の増加した物もあり
近年ではその風味を生かした本格焼酎の原料にもなっています


【デジマ】
長崎県の農林試験場で交配・育成された品種
品種名は江戸時代に外国への窓口であった長崎の出島にちなんだもの
長崎県を中心に九州で多く栽培されています
いもの数が多くつき、多収の品種
肉色は黄白色で、煮崩れしにくい


【ラセットバーバンク 】
1875年にアメリカの種苗家ルーサー・バーバンクが開発した『バーバンク』の突然変異種
大きくなるためフライドポテト向き
日本へ冷凍フライドポテトで入ってくるのがこれです
あの細くて長い良く出てくるやつです
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by yataiti1gou | 2010-12-01 02:40 | し行

芝えび


秋から春にかけて連日のように河岸に入荷してきます

クルマエビ科に分類されるエビの一種で、水深10-30mほどの内湾に生息し

夜は海底付近を泳ぎ回り、貝類や他の甲殻類を捕食する肉食性

昼は砂泥に潜伏しています

シバエビという和名はかつて東京の芝浦で多く漁獲されたことに由来します

しかし今や埋め立てや汚染などの理由から東京湾ではとれなくなってしまいました

今の主要な産地は主に九州各県です

余談ですが

エビ好きの日本人はなんと世界の漁獲高の4分の1以上にあたる年間30万トンを消費しています

これは国民一人あたり年2.5kgのエビを食べていることになります

うちの店にも海老をえさにしている豚を飼っています


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芝海老といえばやっぱりかき揚げ

余計なものは入れず、きっちりそうじした海老だけで揚げるのが粋

この海老のやわらかなあま味を存分に楽しみたいものです

今ではなかなかお目にかかれませんが

昔の江戸前の寿司屋では卵焼きに芝海老のすり身を入れ、ひと仕事した玉子焼きを焼いていました

とにかくこの海老、江戸前の食文化を語るうえで外すことの出来ない素材のひとつです

もし頭つきの芝海老をゆでることがありましたら

そのゆで汁に塩をひとつまみして飲んでみてください

これがまたいい具合にうまい!間違えてもお捨てにならぬように


『ありがたい栄養素』

生活習慣病に効果があるとされるタウリンが豊富で

血中コレステロール濃度を低下させ、動脈硬化の予防に効果があります

亜鉛や銅といった一般の食材からは摂取しにくい栄養成分も豊富に含んでいて

タンパク質が多い割りに低脂肪であるためダイエット食材としても最適です

同じ美容という面ではコラーゲンも豊富に含まれ

美肌効果が高い食材としても近年注目されています
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by yataiti1gou | 2010-11-11 01:04 | し行

御前崎の生しらす

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シラスは

片口いわし(煮干やめざしなどでお馴染み)の稚魚

このしらすの旬(漁期)は、3月から11月まで

しかし最近は冷凍技術の進歩にともない

急速冷凍された生食用の生しらすが

少ないながら年中出回ります

ですがその日に揚がった

本チャン生しらすには到底およびません

生で食べるのであれば

やはりその日のものを選びたいですね

ご存知、乾きもんのたたみいわしは

この生しらすを木枠に貼った目の細かい網で

漉いて天日干ししたものです


『加工の違いで呼び名が変わるしらす』


釜あげ    しらすを塩水で茹でて、ざるなどに上げて冷風で粗熱をとっただけのもの
        日持ちは1〜2日


しらす干し  しらすを塩水で茹でて、ざるなどに上げて冷風で粗熱をとり
        水分60パーセントほどに干し上げたもの
        日持ちは7日前後 


ちりめん   しらすを塩水で茹でて、ざるなどに上げて冷風で粗熱をとり
        水分40パーセント前後に乾燥させたもの
        日持ちは5〜10日


『まぎらわしいシラス、シラウオ、シロウオの違い』


【白魚(シラウオ)・・サケ目、シラウオ科】

サケやマスの親戚にあたり、産卵のため早春に海から川に入りこんできます

体形は美しい流線型をしていて、体長は10cmほどであきらかにシラスよりでかい

生きている時は半透明ですが、茹でると白くなるのでシラウオと呼ばれています

みやげもんやに行くと「志ら魚」と包装紙に書いてあるのですが

昔から高級魚として、ご進物用に使われることが多かったため「志」という字が当てられているのです

今では考えられませんが、江戸時代には隅田川でも白魚がよく獲れたそうです

船から水面を見ると白魚の頭が透けて見え

その脳の形が徳川将軍家の紋章「葵のご紋」の形にみえることから

家康が「葵の紋がついた魚がとれるとは、万代の吉兆である」と喜び

白魚は毎年、朱塗りの箱に収められ箱の表に「御用白魚」と金文字でしたため

黒塗りの挟み箱に入れて、数人でかついで運んだそうです

挟み箱には、これまた「御本丸御用」と朱書きし、きわめて丁重に扱われ

この挟み箱を持参するものは大名行列を突っ切ってもとがめられなかったそうですから

いやはや白魚とは凄い魚だったのですね


【素魚(シロウオ)・・スズキ目、ハゼ科】

ハゼの仲間で、ハゼ独特の吸盤状の腹ビレがあります

この魚独特の楽しみ方といったらなんといっても「おどり食い」

生きたシロウオを大きなドンブリ鉢に泳がせて

すくってウズラの卵を落とした三杯酢でつるりとやる

体長は4cm程で、春先に産卵のために川に上るものをとるため

躍り食いは春の風物詩となっています


【白子(シラス)】

カタクチイワシ(片口鰯)の稚魚です

上記でもふれましたが、しらすおろしやたたみいわしで酒のみが一番世話になってる魚です

また、他の魚でも半透明になっている稚魚全般を一括して「シラス」と呼ぶときもあります
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by yataiti1gou | 2010-11-10 02:57 | し行


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