やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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カテゴリ:め行( 3 )

めかぶ

魚河岸に春の新物わかめが並ぶ頃、

一緒にそっと並ぶのがこのめかぶ。

わかめは海藻なので根はないのですが、

俗にわかめの根の部分(かぶの部分)といわれている所です。

そのねばねばとした食感に磯の香りは、めしに酒にともってこい。

近年では、スーパーなどに便利な小分けパックしたものが一年中売られていますが、

そのほとんどが中国産で味も付いているため、春採りの新物めかぶとは香り味とも天と地の差。

ぜひ今時季の新物生めかぶを探してみてください。

地域により「ミミ」「ネカブ」「カブ」「メヒビ」などさまざまな呼称があり、

古くは、乾燥させたものが民間薬としても利用されてきたそうです。

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めかぶのヌルヌルは水溶性の食物繊維で、

同重量の野菜と比較した場合、野菜のなんと15倍、

わかめの20倍とも言われるほど食物繊維がたっぷり!

お通じには、そこらのお薬よりよっぽど効き目がありそうですね。

この水溶性食物繊維には、フコイダンとアルギン酸という成分がとても多く含まれています。

これらの成分には、近年注目されている効能がいろいろとございますので、少しまとめみました。


1 毛母細胞を活性化し育毛する効果。

2 胃の粘膜を保護するため悪酔いや二日酔いの予防。

3 胃潰瘍の原因の90%といわれている「ピロリ菌」の吸着を防御。

4 腸内の余分な中性脂肪やコレステロールを体内から排泄。

5 砂糖などの栄養素吸収を緩和する作用により血糖を下げて糖尿病の予防。

6 塩分を吸収して体外へ排出するため、血圧上昇の防止。

7 免疫機能を高めアレルギー症状を緩和。

8 がん細胞をアポトーシス(自己崩壊)させる効果や免疫力を活性させる抗ガン効果。

9 血液浄化作用で動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの循環器系の病気予防。

10 体臭の原因となる体内のアンモニアや硫化水素などを体外へ排出するため体臭の予防。

11 口内の唾液を分泌促進させる効果で、口臭の原因になる口内細菌の繁殖を抑制。


ここまで身体に良くちゃ食わないわけにはいきません。

ちょと魚の品揃えにチカラの入ったスーパーやデパートに、

きざむ前のめかぶがゴロンと丸ごと売ってます。

ぜひ今夜の肴にでも探してみてください。

調理は、さっと茹でてきざむだけ。

生姜醤油で食うとうまいですよ。

※ただし薬ではないので、一度食べて効果が出るわけではございません。

 ぜひ、食卓や酒の席にちょいと一品添えて、ひとくちだけでもコツコツと続けてお召しくださいませ。
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by yataiti1gou | 2012-02-23 01:47 | め行

めひかり

深海性で目が大きく、眼球が青く光って見えることからこの名で呼ばれています

実は一般に「メヒカリ」として流通しているものは

「アオメエソ」、「マルアオメエソ」、「トモメヒカリ」など数種類があります

ちょっと目がでかいだの、顔がなんとなく小さいだの、たいした違いがないため

魚河岸では区別されることなく「メヒカリ」の名前一本で流通しています

マルアオメエソは千葉県の銚子沖から青森あたりの間で獲れ、旬は冬から春まで

福島の小名浜が有名で、いわき市の魚にもなっています

アオメエソやトモメヒカリは相模湾から九州あたりまでの間で獲れ、旬は夏と冬の二回

日向灘あたりは、夏の漁獲量のほうが多いようです

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鮮度がよければ刺身にもできますが、なんたってうまいのが干物

身が柔らかく小さいため、開きにするのはちょいと手間がかかりますが

それを差し引いても十分価値のある酒肴ができますので

ここはひとつ気長に仕込みましょう

そのほかにも天麩羅や南蛮漬けなど

淡白な味をいかしていろいろ楽しんでみてはいかがでしょうか

ここでひとつ、メヒカリを使う上で忘れてはならないのがそうじ

内臓や頭など味や食感の邪魔をする部分の切除です

オキアミが主なえさであるメヒカリの腹中は

せっかくの淡白な身の旨味を台無しにしてしまいます

そしてふんわりとした身の食感を活かす為にも

頭やヒレなどの硬い部分は、景気良くとっぱらっちゃいましょう!

とにかくこの魚はふんわりと淡白な味わいが身上です

ぜひきっちりとおそうじを
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by yataiti1gou | 2011-03-02 00:56 | め行

メバル

大きく張り出した眼に由来するメバル

漢字で書くと『目張』となります

春告げ魚(はるつげうお)なんて雅称でも呼ばれます

旬は産卵が始まる春から初夏

鮮度が良ければ刺身もうまいのですが、やはりメバルといえば『煮付け』

身離れもよく、旬も本番になると多少脂ものり

キンキやキンメに負けず劣らずの煮付け三大巨頭です

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メバルには多型があり、分けられたり統合されたりと常に議論されています

今日の日本の魚類図鑑では

住んでいる場所で色が違うだけとメバルは1種類と記載されていましたが

2008年8月に日本魚類学会の英文機関誌 "Ichthyological Research" で

京都大学の甲斐嘉晃・中坊徹次らによって

DNA解析した結果、3種に分類できるという事が発表されました

関東でメバルといえば写真の「アカメバル」ですが

他に2種、釣りではお馴染みの「シロメバル」と「クロメバル」がいます

今まではこの3種は色違いで同一種とされていましたが

この研究で、近縁ではあるが異種という結果になりました

普通の人にはなんのこっちゃ関係もないことですが

これは図鑑や専門書などの通説をひっくり返すなんとも今更な事件簿でした


【メバル釣り】

昔はよく、真冬の夜中に茨城へ車を飛ばし、寒い港へメバルを釣りに行きました

それが、ひとっこひとりいない真夜中の港なもんだから、なんだか気味が悪くて

船と船がこすれて「ギギギギーッ」なんて、イヤ~な音をたてるんです

気味がわりいなって思い始めるともうパニック

船に人影が見えたような気がしたり

仕舞いには海の中から手が出てくんじゃねえか、なんて『あなたの知らない世界』が始まっちゃう

でもよくもまあ、あんな不気味な夜の堤防に通ったもんです

そんな事も忘れるぐらいやっぱりメバル釣りは楽しいんですよね

この魚は、かわいいオメメに似合わず獰猛で、目の前に動く物がくるといきなりアタックしてきます

しかし糸を見破るぐらいとても視覚が発達していて、しかも警戒心が強い

同じ誘い方をしていると、すぐに見切って食いが落ちます

あの手この手で、えさを変えたり誘いを変えたり

船のヘリを攻めたり、潮の満ち引きなどを調べたりと

とにかく釣り上げるために、いろいろと作戦を練って攻めていくわけなんです

まさに戦略ゲームです

よく時間を忘れ朝まで興奮し、竿を振り続けたもんです

最近はもっぱら船で沖合いまで行っちゃうので、港や堤防でやることが少なくなりましたが

なんだか書いているうちにおかっぱりが恋しくなりました

近くのんびり港周りでも攻めてみます

最後にひとつ、釣りの時に注意をしたい「毒」について

オニオコゼのような強い毒こそありませんが、有数の水揚げを誇る東北地方では毒魚として知られ

不用意に握ると背びれが刺さり、わずかですが腫れる事があります

ご用心を


【めばるの煮付け】

メバル: 2匹

調味料
日本酒: 300cc
みりん: 50cc
醤油: 50cc
砂糖: 25g
水: 150cc
※日本酒:水:醤油:みりん:砂糖=6:3:1:1:0.5 の割合

調味料をさっと沸かしアルコールをとばしたら魚を入れ、落し蓋をして強めの中火で煮るだけ

簡単にして最高の煮付けが出来ますよ
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by yataiti1gou | 2011-02-01 01:29 | め行


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