やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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カテゴリ:あ行( 12 )

赤さば

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身が血のように赤いことから葉血引(はちびき)の名がついていますが、

見てくれがサバに似ているので関東では『赤さば』とよばれています。

水深100~150メートルのやや深い岩礁帯に生息し、

南日本から九州、果ては南アフリカとまさに典型的な南方系。

三浦の漁師はこの魚を「アバレンボ」と呼ぶほど引きが強く、

大型が数匹同時に掛かるとなかなか上がってきません。

旬は産卵期である夏のようですが、

秋から冬にかけては脂がのりとても美味。

刺身はもちろん、火を入れても身がさほど硬くならないので、

焼き物、煮物とさまざまな料理に活用できそうです。

身は名前の如く、マグロやカツオのように赤みを帯びていますが、

それらのような酸味はなく、淡白な中に淡い旨味がございます。

身の色目を見ると一見足が早そうですが、意外や色飛びも遅く鮮度が落ちずらいのも特徴です。

大きなものになると多少の値がつきますが、小さいものは二束三文。

刺身にするときは味のよい大型のものを。

小型のものは干物にするとおいしいですよ。

関東では滅多に見かけることはなく、イレギュラーなスポット商品となっていますが、

安価なのでお見かけの際はぜひお試しくださいませ。
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by yataiti1gou | 2012-07-17 01:28 | あ行

青のり

現存する最古の海苔養殖場と言われている浜名湖。

この浜名湖は海水と淡水が入り混じる汽水湖で、

ゆりかごのような波の満ち干きが、海苔の成育にとても適しているそうです。

この一大海苔養殖は江戸後期に始まったと云われています。

そもそもの発端は信州の商人で、江戸大森の海苔を扱っていた森田屋彦之丞が、

この地に宿泊の折り、石垣に付いている海苔を見て海苔養殖を思いつき、

取組んだことが始まりだそうです。

後に、森田屋彦之丞は57歳で亡くなり故郷の善光寺に埋葬されましたが、

分骨され、指月院に供養碑が建てられたそうです。

現在は指月院の廃寺に伴い、浜松市内の宝珠院に供養碑が移されています。

以後、毎年2月6日(海苔の日)に森田屋の業績を偲ぶとともに、

海苔供養祭が開かれているそうです。

※現在は主に青のりが生産されていますが、昔はアサクサ海苔だったそうです。

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浜名湖で獲れた青海苔は、黒海苔と混ぜて乾燥させ、お馴染みの板海苔や佃煮となりますが、
 
今時季(12月~5月)は、獲り立ての生の青のりを出荷しています。

磯の香りがなんとも心地よく、鮮やかな緑色で目も楽しませてくれます。

そのままちびちびとお燗でやるのもいいし、

うまみたっぷりの新酒に酢の物で減り張りをつけるのもいいですね。

そのほかにも、みそ汁や天麩羅、そして佃煮、

玉子焼きなんかに入れても、春らしい色合いでいいですね。


『青のりもいろいろ』

地方によって呼び方が異なったり、商業的なからみもあり混同されていますが、

青のりとはおおざっぱな総称で、実はいろいろな種類があります。

代表的なものをちょっとまとめてみましたので食卓のご参考に。


スジアオノリ
先ずは、四万十川で有名なスジアオノリ(筋青海苔)。

スジのように細い糸状で、青のりの中でも特に風味と香気がよく、

こだわりの七味なんかにもつかわれています。

天日による乾燥のため、非常に長く色合いと風味が持続します。

天然物で希少なことから近年では高級品となっています。

※徳島の吉野川では養殖もされています。


ヒトエグサ
今回ご紹介した浜名湖の青のりがこのヒトエグサ(一重草)です。

沖縄のアーサーもこれと同じ海苔です。

流通しているものは100パーセントが養殖。

季節によっては生でも出荷されますが、

そのほとんどが佃煮などの原料に用いられます。

その他に、刻んで板海苔のように抄「す」いて乾製品にした「青板」、

原藻をそのまま日に干した「青ばら」などがあります。

地域によってはこれを『あおさ』とも呼ぶ為、

以下にご紹介する『アオサ』と困ったことに混同しています。


アオサ
最後にアオサ。

煎餅やお好み焼きなどには、もともと「青のり」が使われていましたが、

需要の拡大と共に、本来食用ではなかった「アオサ」が代用品として使われるようになりました。

しかしアオサには独特の苦味があるうえ、本来の青のりの様な香りがなくパサついているので、

価格的にはずいぶんと安値。

残念ながら近年では、安さゆえこちらの流通量が本来の青のりよりも上となっています。

青のりとアオサは栄養学的にも違いが多いので、きちんと区別する必要がありそうです。


このように見た目は同じようでも風味と栄養素は大違い。

青のりは現代人が不足しがちなビタミン、カルシウム、鉄分をたっぷりと含んでいます。

成人病予防やストレス解消、美肌づくりにちょいとひとふり。

ご家庭の食卓に一本常備してはいかかでしょう。
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by yataiti1gou | 2012-03-24 16:53 | あ行

浅葱(あさつき)

現在販売されている浅葱は、栽培種ですが、

元来、日本人に親しまれてきた野草で、現在でも山野に自生が見られます。

フレンチでお馴染みの冷たいじゃがいものスープ「ヴィシソワーズ」に、

ちょこっとのせてある青み「チャイブ」の変種だそうです。

食べ方は、ねぎと同じようにきざんで薬味にしたり、さっと湯でてぬたやお浸しなど。

別名にイトネギ、センブキ、センボンネギ、センボンワケギ、ヒメエゾネギとも。

旬は冬から春。

雪の中から掘って収穫したり、ハウスで栽培しています。

青物の少ない冬の貴重なビタミン源として食されていました。

流通量が非常に少ないため、

関東では、別もんの青ねぎをなぜかアサツキと称して売られていることがあります。

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葉の色が普通のネギよりも浅い緑色であることから、

浅葱(あさつき)とよばれるようになったそうです。

だんだら羽織がトレードマークの新選組。

あの羽織の模様につかわれている青色が、

この浅葱からとった浅葱色(あさぎいろ)といわれています。

これは日本の伝統色で、藍染めを薄く染めることで緑がかった青色を出したものだそうです。
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by yataiti1gou | 2012-02-29 17:04 | あ行

赤ねぎ

冬の味覚といえばなんたってネギ。

薬味にして辛味を添えたり、ちゃちゃっと湯がいて酢味噌であえたり。

焼いたって鍋に放り込んだって、とにかくうまいのがこの季節のネギ。

今回は、そんなネギの中でも一風変わったものを見つけたのでちょいとご紹介いたします。

通常、ネギと言うと長ねぎや青ねぎを思い浮かべますが、

山形の酒田市(旧・平田町)飛鳥、砂越、楢橋地区では、

写真のようななんとも色鮮やかな赤いねぎを栽培しています。

国内では他に茨城と広島の2ヶ所しかつくられていない、とても珍しい『赤ねぎ』というねぎです。

通常の白い長ねぎは、栽培に要する期間が六ヶ月程度なのに対し、

この赤ねぎは収穫までに倍以上の十四ヶ月もの栽培期間を要するため、

味の良さが認められつつも市販されるまでの収量には至らず、

農家が自家用につくる程度の在来野菜でした。

しかし、栽培技術の改良と直売所や組合の努力が実り、現在では少しづつ栽培量は増えています。

本来、平田の赤ねぎは「仙台曲がり葱」同様に、

斜めにネギを定植させる栽培法のため湾曲した形状をしていましたが、

首都圏や県外などに出荷するものは、流通の効率化や見てくれの観点から、

畝(うね)を高く盛り上げ、根から茎までを土で覆ってまっすぐに育てているそうです。


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江戸時代末期、山形の母なる川『最上川』は、日本海と内陸部の経済や文化の交流を担い、

お米や紅花などを積み込んだ「小鵜飼船」が上り下りしていたそうです。

ある時、平田の船着き場に舟運で大層な難儀を強いられた船乗りと上方商人が立ち寄り、

湧き水を飲ませてもらったお礼にと、赤ねぎの種を置いていったのが伝来といわれています。

当時、赤ねぎは薬用としても貴重なもので、ねぎ味噌を熱湯に溶いて風邪薬として飲んだり、

擦り込んだ赤ねぎを痛み止めとして患部に張り付けていたようです。

ねぎ特有の匂いは、消化液の分泌を促す働きがあり、辛味成分は発汗作用を促します。

食べることにより、内側から体を温めるため風邪に効果があるというわけです。

赤ねぎは、通常の長ネギに比べてビタミンCの含有量が多いこともお姉さま方には利点、

他にも鼻づまり、下痢、下血、リウマチ、乳の出をよくするなんて働きもあるそうですよ。
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by yataiti1gou | 2012-01-26 00:55 | あ行

あなご・のれそれ

 

江戸前のアナゴは、夏の終わり頃から中秋の頃にかけて産卵をします。

そのころは極端にやせてしまいますが、東京湾内湾は栄養豊富ゆえ、

持ち前の貪欲な食欲で、すぐにしっとりとしたいい脂がのって参ります。

釣りをする方はご存知かと思いますが、

アナゴは夜行性で、夜になると小魚に海老に貝となんでもござれの悪食肉食魚。

砂地に穴を掘り集団で生活していることから『穴子』とよばれています。

古くは、身体の横に白い点があることから「ハカリメ(秤目)」とも呼ばれていました。

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江戸前の寿司といえば、玉子にコハダ、そして穴子。

これらのネタは、店によって天地の差がでる江戸前職人の腕のみせどころ。

天ぷら屋もしかり、「めそ」と呼ばれる35センチ以下の小ぶりのものが、

これらの職人たちの間では好まれています。


『アナゴの栄養素』

アナゴはビタミンAが非常に多く、他の魚の10倍近くも含んでおり、

正味100グラム程度で、1日に必要なビタミンAを摂る事が出来ます。

このビタミンAは、目の機能をサポ-トするための必須ビタミンであり、

パソコンなどで目を使う仕事の方にはなんともありがたい栄養素。

また、皮膚を守り細胞の酸化を防ぐ効果がありますので、

肌荒れや衰えが気になるお姉さまにはうってつけ。

このビタミンAは、酒飲み御用達のホタルイカにも多く含まれているそうですよ。


『のれそれ』

春になると魚河岸に出まわる穴子の稚魚『のれそれ』。

日本の沿岸域ではどこでも見ることが出来るそうですが、特に好んで食されているのが高知。

一昔前は、ドロメ(シラス)漁の邪魔者として取り除かれていたそうですが今では逆転!

シラスなんかより高値で取引されるようになりました。

特に12月の師走の頃には 初物としてドカンとお値段が跳ね上がります。

私たちの口に入るのは、値段の下がる春は2月から4月頃の最盛期。

食味は、くずきりのように透明でつるつると楽しい口当たり。

三杯酢やぽん酢などとあわせ、酢の物としてよく食べられています。

高知の他、兵庫の淡路島では洟垂れ(はなたれ)、岡山県ではベラタとも呼ばれているそうです。

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by yataiti1gou | 2011-10-18 00:16 | あ行

『純血アグー』 沖縄はカナンファームさんにて

犬の祖先は人間の残飯あさりから次第に人間と共同活動するようになり、

猫はネズミを駆除する目的で飼われ、豚は食われるために生まれてくる。

人間はこうして動物たちを家畜にすることで共栄してきました。

しかし、商売や飽食の時代が家畜本来の生態系を侵害しつつあるようです。

繁殖期の延長や病気等への耐性の低下、

人の手助けがないと生きることさえできない自立性の低下したものまで。

そうした現状の中、ここカナンファームさんは家畜と人間のあるべき姿を現実化させています。

たとえば、果樹園で育ててるパイナップルの形が悪いものや葉をえさにしたり、

田舎の広い土地を利用した放し飼いによる飼育。

人間のおこぼれを食わせて、ほっておく。

ただそれだけですが、どんだけ手をかけるかではなく、どのように育てるかを考えることで、

ここカナンファームさんは、自然栽培に徹した循環農業を可能にしています。

通常は菌を運ぶだの、なんだのかんだのうるさくて、

なかなか養豚場の案内はしてくれないものですが、

このカナンァームの代表『依田さん』は快く案内してくださいました。

いろいろとアグーのお話を聞かせていただき、書きたいことは山ほどあるのですが、

アグーを肯定することが他の豚を否定することになってもうまかないので、

今回はグッと胸に仕舞い、写真だけの更新にしました。

あの純血のアグーの迫力がどうしても写真にはおさまりませんでしたが、他の豚とは一目瞭然。

沖縄へお出かけの際は、ぜひカナンファームさんへ。

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今回一番男前だったのがこいつ。



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かわいいこいつらはアグーと『金華ハム』で有名な金華豚とのハーフ。



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そしてこいつがあぐーの原種!沖縄に60頭ほどしかいない純血アグーの次郎。
ほとんど怪獣です!写真じゃわかりませんが、とにかくでかい!
確か300キロ近くあるって言ってました。

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やっぱりでかい。



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こいつらは琉球イノシシ。手前のヤツは完全にキテマス。



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自然放牧の田島牛。



からの


田島牛ハンバーガードーーン!


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海辺のシャレオツなテラスで、夕陽をながめながら、
あいつを特製のパイナップルソースでいただきました。



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やぎ汁。
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by yataiti1gou | 2011-09-11 19:46 | あ行

阿波尾鶏

徳島県の山間部に昔から継承されてきた赤笹(赤褐羽色)軍鶏が飼育されてます

畜産研究所では、これら伝承鶏が90日齢前後で肉味佳良となることに着目し

昭和53年度から純粋繁殖を繰り返し優良種を改良固定しました

しかし軍鶏の純系は、晩熟で産卵数が少なく

純粋種のままではコスト面でちょいと具合が悪いので

この赤笹系軍鶏を改良した地鶏(阿波地鶏)に

ブロイラー専用種の雌系統(白色プリマスロック)を交雑し
   
10年もの歳月をかけて「阿波尾鶏」がうまれました

しかし、当時から「名古屋コーチン」「比内地鶏」などの地鶏が全国に名を轟かせており

後発組の参入が困難であるため、「手頃でうまい地鶏」として末端販売価格を設定し

新たな地鶏シェアを開拓しました


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この阿波尾鶏は平成2年から販売が開始され

平成10年には、日本三大地鶏(名古屋コーチン、比内地鶏、薩摩地鶏)を抑え

”「地鶏」特定規格”の基準を満たす地鶏の中でシェア日本一となります

そして平成13年には全国で初となる地鶏JASマークを付けての販売が開始されました

このJASマークとは農林水産省の「地鶏肉」の販売表示があいまいなため

製品の価値を正当に評価できるよう「地鶏」を以下のように定義づけた保証書のようなものです



素 び な ‥‥ 在来種の血液百分率が50%以上で出生の証明ができるもの

飼育期間 ‥‥80日以上飼育したもの

飼育方法 ‥‥28日齢から平飼いで飼育したもの

飼育密度 ‥‥28日齢から1㎡あたり10羽以下で飼育したもの



『名前の由来』

その尾羽の美しい姿から、徳島最大の夏まつりである『阿波踊り』にかけ

躍動感で力強さみなぎる鶏になるよう『阿波尾鶏』と命名されました

県西部や県南部のゆったりとした豊な自然の中で

通常の鶏より飼育期間の長い80日以上かけ、のびのびと育てられています

この阿波尾鶏の特徴は、鶏肉中のうま味成分であるアスパラギン酸、グルタミン酸が多いため

うま味とコクがあり、身締まり良く食べ応えがあることです

また、肉の熟成度が高いため、冷凍・解凍してもドリップが少なく

品質が劣化しにくいのも大きな特徴です
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by yataiti1gou | 2011-08-10 16:51 | あ行

沖縄のアグー豚

『沖縄は豚肉消費量日本一』

琉球王朝時代、首里王府から「牛、馬は食べてはいけない」との禁令が出され

豚食が盛んになったともいわれていますが

その琉球王朝時代、中国との貿易も盛んだったため

中国食文化の影響が強かったのではないでしょうか

沖縄の豚「アグー」もその昔中国から渡来した黒豚といわれています

この「アグー」という名前の由来はいくつかありますが

沖縄の粟国島(あぐにじま)で飼われていたからという説が有力のようです

今では日本全国で「黒豚」が生産されていますが

鹿児島などの黒豚も薩摩藩の時代に、その統治下の沖縄から渡ったものだと考えられます

アグーはコレステロール値が通常の豚に比べて少ないのが特徴で

脂身にはコラーゲンが多く、旨み成分である「グルタミン酸」は通常の豚に比べて約2倍

素朴ながらしっかりとした旨味がある味わいです

そんなおいしい豚肉ですが、体は小さく成長がおそいうえ

一度に出産する頭数が少いので、量産ができません

普通の豚が一回の出産で12頭ほど産むのに対してアグーは4頭ほど

出荷までの期間も普通の豚が約6ヶ月なの対し約14ヶ月もかかります

戦後復興の食料がない時代

そのような生産性の低いものは敬遠され

一度にたくさんの子豚を生み、生育が早く、しかも大きく育つ外来種の豚がもてはやされ

次第にアグーを育てる農家が少なくなりました

一時期は沖縄県内に残るアグーが17頭まで減り、絶滅寸前になった時もありましたが

アグーを愛する人々の努力によってよみがえったまさに奇跡の豚なのです

現在、日本本土の在来豚はほぼ絶滅しており

外来種の影響をあまり受けなかったアグーは

沖縄の食文化、また観光資源としてとても貴重な存在となっています

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『あぐー』

上記でもふれましたが、琉球在来種『アグー』は生産効率が非常に悪い豚です

この豚をどうにか普及させようと、この琉球在来種『アグー』を種豚とし

体が大きく出産頭数の多い、生産性が高い別種の豚(L.Wランド系統)を掛け合わせ豚を

JAおきなわが平成8年に商標登録しました

それが『あぐー』です

もちろん登録商標なので、JAと商標使用許諾契約を締結していないと

「あぐー」の名称を使用することができなくなりました

しかし、実際にはJAと商標使用許諾契約を締結していなくても

琉球在来種『アグー』の血が濃い交配豚や

アグー同士の交配による純血アグーを生産する農家は存在しています

JAおきなわは生産効率の良い豚を掛け合わせたアグーのハーフでも

あぐーと呼んでいいことにしたわけですから

手間のかかる在来種の純粋な「アグー」を育てている養豚農家はたまったもんじゃありません

しかも本家本元の純粋アグーなのに、JAおきなわと商標使用許諾契約を結ばないと

あぐーとも名乗れないわけですから‥‥


『アグーを考える会』

今や飽食の時代、しかし増えていくのはパチもんばかり

もはや本物は、時代とともに消えつつあります

私たち消費者も、ともし火を消さぬよう情報を得る努力をし

考えなければならない時代にきたのかもしれません

日本にはもう在来種の豚はほとんど残っていません

もはやアグーは商売を超えた沖縄の文化となっているのではないでしょうか

今月、アグーを見に沖縄へ行ってみます

続きはそのうちに
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by yataiti1gou | 2011-08-05 15:56 | あ行

夏の風物詩 『あゆ』

晩秋に河口付近で生まれたあゆは、そのまま海へ下り冬を越します

翌春になると海から川をのぼり、昆虫などを食べて成長し

夏の頃、成魚になったあゆは一匹づつ縄張りを張り、川藻を食べるようになります

この縄張り意識ってのが、あゆは非常に強く

縄張り内に入った他のあゆに体当たりなどの激しい攻撃を加えるほどです

この性質を利用して、おとりのあゆを仕掛け、釣りあげるのが夏の風物詩「友釣り」です

秋には上流から産卵を始め、 川を下りながら河口まで産卵しながら落ちていきます

この時期の子持ちあゆを『落ちあゆ』といい

夏の終わりを告げる肴として煮付けなどで楽しまれています


『名前の由来』

アユの語源は、古語の『あゆる・零る』から来たものだといわれています

『あゆる・零る』とは落ちるという意味で

川で成長したアユが産卵のため、川を下る様からつけられた呼び名のようです

他に、成魚のあゆは縄張りを持ち、一定の場所を独占することから占める魚で『鮎』

また日本書紀にでてくる話に、神功皇后が今後を占うために釣りをしたところ

釣れた魚があゆであったため、占う魚で『鮎』とあてられたなどがあります

別名には香りがいいので『香魚』

1年で一生を終えることから『年魚』ともいわれています

但し、一部の河川やダムの上流部では

一年以上も生き延びて、越冬する個体もいるようです


『爽やかな香り』

あゆは西瓜や胡瓜のような爽やかな香りがします

あの独特の香りは、体内の不飽和脂肪酸が酵素によって分解された時のにおいだそうです

体内の脂肪酸は餌飼料の影響を受けることから

育ち方や環境によって、随分と香りが異なるようです


『あゆの現状』

近年、ほとんどの川が環境や生態を考慮せずにダムが作られ

海からあゆが遡上しがたい状況となってしまいました

このため天然に産卵するあゆは激減

現在は市場に出回るほぼ大半が養殖もんとなっています

これを補うため、琵琶湖の稚あゆの放流や

海であゆを獲り、人工的に川に戻すなどの事が行われています

近年の養殖事業では『天然仕立て』や『清流育ち』など

いろいろなものが出回っていますが、やはり天然ものとはまるで別物

塩焼きにしても香りがあまりなく脂がくどい

料理をするときは、ちょいと一工夫が必要そうです

よく夏場にあゆの産地に行くと、長い竹串にあゆの頭を下にして灰へさして焼いていますよね

あれはとても理に適っていて、身から染み出した余分な脂が頭に溜まって落ちるという寸法です

しかも頭は身から出た手前の脂で揚げたように香ばしく焼き上がります

こいつを熱燗に浮かべれば、ひれ酒ならぬ頭酒

真夏の炎天下、ちょいと太陽にさらしておけば、あっという間にお燗なんかついちゃいますよ


『珍味うるか』

滅多に出くわしませんが、酒呑みにはいわずと知れた珍味の『うるか』

これはあゆを塩辛にしたものですが、造りによって呼び名がかわって参ります

内蔵のみをつかったものを『しぶうるか』

卵巣をつかったものを『子うるか』

身と内蔵をつかったものを『身うるか』

ま滅多に食うこともございませんでしょうが、とりあえずご参考までに


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稚あゆは雑食で内臓があくどいので、今日は開きでじんわり干します


『あゆといえば鵜飼』

ヨーロッパでは16世紀から17世紀の間、スポーツとしても行われていようです

日本の鵜飼は、中国から伝わったといわれ

岐阜県、愛知県、京都府、愛媛県、大分県、福岡県など

11府県、13箇所で行われている伝統的な漁法です

日本においての鵜飼いの歴史は古く

『日本書紀』や『古事記』にも鵜養のことを歌った歌謡が出てくるほどです

漁の方法は、平底の小船の舳先でかがり火を焚き

光に集まってきたアユをウに飲ませます

その時のウののどには紐が巻かれており

ある大きさ以上のアユは完全に飲み込むことができなくなっており

鵜匠はそれを吐き出させて漁獲としています

紐の巻き加減によって漁獲するアユの大きさを決め

それより小さいアユはウの胃に入るという寸法です

かがり火に集まってくるあゆが

月明かりに惑わされるのを防ぐため、満月の日以外に行われます

通常期間は5月半ばから10月半ば

ぜひ一度は見たいものです

織田信長は長良川の鵜飼を見物し、鵜飼それぞれに鷹匠と同様、鵜匠の名称をさずけ

徳川家康にいたっては、鵜飼を見物し石焼きのアユに感賞して以来

江戸城まで毎年アユを献上させたりと歴史の賢人たちも鵜飼に大きな感銘を受けたようです

どうでしょ今年あたり、鵜飼なんか見に行っては
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by yataiti1gou | 2011-05-19 00:56 | あ行

三河湾の島あさり

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愛知は三河湾の中ほどに浮かぶ佐久島

この島で採れるあさりは江戸時代から

「島あさり」の名で知られるうまいあさりの産地

島の周辺は岩場が多く、水の入れ代わりも良い事から

プランクトンがとても豊富で

美味しいあさりが育つ絶好の環境となっています

毎年、ひな祭りを境にあさりの季節がやってきます

この時期になると、殻の成長が追いつかないほど身が大きくなり、殻が薄くなります

これはすべての栄養が身に注がれるためで、まさに美味しいあさりの証という訳です

殻いっぱいに詰まったぷりぷりの身は、とにかくうま味が濃厚で抜群の味わい

余すことなく汁もんなんかでいただきたいものです

もちろん佐久島だけに限らず

三河湾に浮かぶ日間賀島や梶島など他の島で採れるあさりも美味


『たまに見かける大あさり』


また愛知の知多半島など観光地で「大あさり」と呼ばれ焼かれている貝は

あさりとはまったく別種のウチムラサキという二枚貝です

これは10センチ前後になる大形の二枚貝で貝殻が厚くて硬く

和名の由来どおり貝殻の内側が紫色になっています

昔から愛知あたりでは「焼き大あさり」の名で名物となっており

旅館や民宿で郷土料理として食卓に上ります

この貝は焼きたてはうまいのですが、時間が経つと硬くなり味もがっくりおちてしまいます

もし召し上がる事がございましたら、ぜひあつあつのうちに

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一回りでかい方が『島あさり』です

奥のあさりも小さい訳じゃございませんが、それにしてもやっぱりでっかいですね
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by yataiti1gou | 2011-04-30 17:07 | あ行


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