やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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麦いか

小ぶりの若いスルメイカがとれる時期と麦の収穫期が同じ今時期であることから

初夏にとれるこの若いスルメイカを「ムギイカ」と呼びます

スルメイカは大きくなると他のイカに比べ、あま味が少なく身も少々硬くなってしまいますが

今時期の若いスルメイカは、まだ身が柔らかくほのかにあま味がありなんともお上品な嗜み

さっと湯引きして氷水にとり、ささっときって生姜醤油でやると

初夏の涼やかなあてとなります

キリリと冷えた冷酒かなんかで、ちょいと一杯いかがでしょうか

暑さにもなれぬ梅雨も中ごろ、心身ともに気だるいこの時季

やはりさっぱりとした涼やかなものがいいですね

だるさもスッと引いて参ります

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by yataiti1gou | 2011-06-26 18:56 | い行

珍味!大ふじつぼ 『峰富士壷』

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波打ち際の岩場などでよく見かける小さな『イワフジツボ』や『サンカクフジツボ』などとは違い

この『ミネフジツボ』は水深30~40メートルに生息する大きなフジツボです

「フジツボなんか食えるの」なんて思われるお客様もいらっしゃるでしょうが

こいつがまた珍味!酒のときなんかにゃもう最高のアテになるんです

一見、貝類に見えますが実は蟹や海老と同じ甲殻類

東北では昔から食べている地方もあり、近年では人気に伴い養殖も行われています

殻ごと塩ゆでにしたり蒸したり、シンプルにフジツボ本来の味を楽しむのが一番

茹でると、湯気とともに磯の良い香りがふんわりと立ちのぼり

蟹や海老、卵黄、上海蟹の味噌を彷彿とさせるまろやかな味わい

まさに珍味でございます


『青森の新名物』

ホタテの養殖業界ではホタテの殻にへばり付く「厄介者」だったフジツボですが

近年はその味わいに珍味として注目され始めました

市場価格はホタテの10倍を超える高級珍味

ホタテの「豊作貧乏」に泣く青森県ではフジツボの養殖に乗り出す業者も出始めています

養殖と言っても、これまでホタテの貝殻から削り取って捨てていたフジツボを

貝殻に付けたまま海で育てるだけとなんとも簡単な養殖で

近年では、ホタテの養殖業者が副業として始めるケースが増えているようです


『都市伝説』

水からあげて冷蔵庫の中で何日も元気なほど、とにかく生命力の強いフジツボ

そのことからか、岩場で転んだ人のひざの傷口からフジツボが寄生し

ひざの骨の裏側に群生したという話をチラチラ聞きますが、そんなことはございません

人間の体内は海水より塩分濃度が低いため、フジツボは生ることができません

あくまでこれは都市伝説
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by yataiti1gou | 2011-06-25 16:12 | ふ行

鬼かさご

赤くて岩のようにゴツゴツとした顔は、まさに鬼そのもの

岩のように擬態し、海底に潜み近づく小魚を補食しています

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生息域は琉球列島を除く南日本

100メートルから200メートルあたりの深海に生息しています

この魚はとても成長がおそく、1年にわずか100グラム程度しか成長しません

このため、外敵から身を守るべく数本の背びれに毒を持ち

深海で20年以上という長い歳月をひっそり過ごしています

たいていの深海魚は、深海から釣り上げると急な水圧の変化に死んでしまいますが

この鬼かさごは金目鯛同様、ビクともしません

わずか水深1メートル程度の水槽でも

数ヶ月何も食べずに生き延びることができる強靱な生命力をもっています


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釣りの世界では伊豆方面や相模湾が有名ですが

東京湾口にも生息しており、剣崎沖や州ノ崎沖がポイントとなっています

釣り人がたくさん乗った船内に、たった数匹なんて釣果もざらにあるほど釣るのは一苦労

なかなか市場でもお目にかかりません

釣り味もさることながら、その食味に魅了され病み付きになる釣り人も多いこの鬼かさご

皮をちょいとあぶってお刺身もいいですが、なんといっても旨いのは鍋

濃厚な旨味がたっぷり出る鍋は、最後の一滴までなめ回したくなるほどのおいしさ

ぜひお見かけの際はお試しくださいませ
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by yataiti1gou | 2011-06-22 16:45 | お行

えだ豆

夏といえばキンキンに冷えたビールに枝豆!

暑くもなれば仕事終わりはみんなこれですよね

時代とともに日本のビール愛飲家が急激に増加したため

それにあう肴として枝豆の市場も一緒に拡大していきました

ビールの売り上げが上がる夏が枝豆の旬でもあることから

枝豆市場はビールの消費量に比例しているというわけです

近年は、需要に合わせ品種改良がすすみ

早くは春から採れる早生種など400種以上あると言われていますが

昔は、秋口の9月10月が枝豆の旬だったようです

陰暦8月15日の名月に芋を供える「芋名月」に対し

9月13日の十三夜のお月見は、枝豆を供える「豆名月」でした

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『枝豆の由来』

奈良・平安時代には既に現在のような形で食されていたようです

江戸時代には、夏になると路上で枝についたまま茹でた枝豆を売る『枝豆売り』という商いがあり

庶民は江戸の町を食べながら歩いていたようです

まさにファストフードの走りですね

当時は、この枝つきの状態のものを「枝付き豆」または「枝成り豆」と呼び

それが「枝豆」の由来といわれています

他に田んぼのあぜで栽培するところから「あぜ豆」

さやを摘み取るので「さや豆」とも言われています


『栄養素』

枝豆と言えば、野菜特有の栄養素であるビタミンやミネラル

そして豆類特有の栄養素であるたんぱく質を持つ夏野菜のひとつです

栄養素以外にも、コレステロール値を下げるサポニン

女性ホルモンによく似た働きを持つイソフラボン

内臓・脳・神経を若々しく保つレシチンといった注目の健康成分もあります

しかも豊富に含まれる蛋白質などはアルコールの分解を助けるうれしい働きがあります


『品種いろいろ』

ペリーが大豆をアメリカに持ち帰った話は有名ですが

中国生まれの大豆を世界に紹介したのは我が国ニッポンです!

しかし、残念ながら国内消費の大豆製品納豆や豆腐などの大部分は輸入です

ところが大豆の若さやを食べる枝豆となると、新鮮さを求められるため大半が国産となります

一時は台湾産や冷凍品などが派手に出回った時期もありましたが

近年は地産地消の高まりや流通の開拓なども手伝い

国産のいろいろな品種の枝豆が楽しめるようになりました


だだちゃ豆

あま味が強く香ばしい枝豆として人気になった「だだちゃ豆」は、山形県のJA鶴岡の登録商標です

鶴岡でつくられたもの以外は「だだちゃ豆」と名乗ることができません

江戸時代より最良の品種として守り継がれてきた「在来種」で

山形県鶴岡市のごく一部の地域で、短い一時期しか生産されない貴重な枝豆です

全国一位の枝豆消費量を誇る新潟の茶豆と先祖が同じとされている茶豆の一種で

サヤの表面が茶色の毛で覆われ、豆にくびれが深く入っているのが特徴です

また、普通の枝豆が一つのさやに豆は三つ入りなのに対して

だだちゃ豆は二つ入りが基本で、豆がふっくらとしています

名前にある「だだちゃ」とは、山形県庄内地方の方言で「おやじ」とか「お父さん」という意味です

昔、枝豆好きな鶴岡の殿様が、農家に毎日枝豆を持ち寄らせては

「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」と訊ねた事から

「だだちゃ豆」と呼ばれるようになったそうです

福島県の伊達地方から伝わった茶豆なので

「伊達の茶豆」から「だだちゃ豆」に転じたという説もあるようですよ


丹波の黒大豆枝豆

正月に食べる黒豆の若さやです

10月初旬~25日の二週間と限られた時期だけ出荷され「本黒(ほんぐろ)」と呼ばれています

この時期以外の7月~9月にも黒大豆枝豆を出荷していますが

この早い時期のものを「早生(わせ)」と呼び、商業的に品種改良されたものです

この早生は夏の早い時期から出荷が始まり、みんなを楽しませてくれますが

秋に採れるはちきれんばかりの「本黒」に比べ

粒がやや小ぶりで薄皮の黒色が薄く、味は少々弱めです



湯上り娘

数ある枝豆の中でも「湯あがり娘」は、香りと甘みが強いのが特徴です

おいしさの指標であるショ糖、果糖、ブドウ糖が他品種の約2倍近く含まれています

3粒莢が多く、クズが少なく作業性にも優れ、A品率の高い多収品種のため

近年農家にも人気の品種となっています
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by yataiti1gou | 2011-06-17 00:32 | え行

金目鯛

水深200m~800mに棲む深海魚で世界中の暖海域に生息。

日本では、茨城県以南の太平洋側に分布しております。

東京に入荷するキンメダイは主に高知、静岡、神奈川、千葉。

特に千葉の銚子で上がったものは、伊豆ものをぬいて高値で取引されています。

市場には冷凍の輸入ものがいろいろな国から入ってきています。

これらはスーパーやみやげもの屋などで見かける

安価な干物や味噌漬けなどの加工品として売られているようです。


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生きている時は薄い赤色をしていますが、死ぬと鮮やかな赤色になります。

名前に「鯛」がついていますが、「真鯛」とは種類が異なります。

しかし肌が赤く綺麗な姿をしているので、「真鯛」の代わりに祝い事などにも良く使われています。

深海での視力を確保するため、名前の由来でもある大きく金色に輝く美しい目をもち。

14年以上と寿命も長く、体長は50cmにも達します。

旬は冬ですが、深海ものなので四季を通してほどほどに脂は乗っています。

煮付けにすると絶品ですが、さっと皮をあぶった刺身や干物も美味。

脂の甘味はあるものの、さほどくせはありませんのでいろいろな料理に利用できとても便利。

身は軟らかく小骨が少ないので、お年寄りやお子様などのご予約のときにとても重宝しますよ。

型の小さいものは脂の乗りが悪いことがありますので、大きなものがおすすめ。

デパートなどでお買い求めの際は小ぶりの尾頭付きより、

大降りな金目の切り身のほうがおいしいですよ。
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by yataiti1gou | 2011-06-15 16:28 | き行

ひむか本サバ (宮崎県水産物ブランド認証 第4号)

「ひむか本サバ」は、漁獲した天然の稚魚を湾内のいけすで育てている宮崎のさばです

より安全で安心な食材を提供するため、他の養殖産業と違い無投薬で養殖をしています

出荷前は7日以上の餌止めを行い、胃内容物を完全に除去することで身質を安定させ

飼育履歴の明示など条件を満たした400g以上ものだけを活け締めにして

ブランド認証のシールが貼られて出荷されています

この「ひむか本サバ」の養殖に取り組む「北浦養殖マサバ協業体」は

農林水産祭中央審査委員会で、水産部門の内閣総理大臣賞にも選ばれました

内閣総理大臣賞は最高賞の天皇杯に次ぐ栄誉で

養殖業の経営が厳しさを増す昨今、取り組み事例の少ないマサバ養殖に挑戦し

消費者のニーズや取引先の信頼に応える安全で安心な養殖魚の生産技術を確立し

経営を改善した点が大きく評価されました

サバは、うろこがほとんどないので、魚体が網などに擦れると痛みやすく

また水温が28度を超えると途端に弱り死に至ることもあることから

養殖魚のなかでも扱いがとてもむずかしいようです


『注目のDHAとEPA』

脳の良さとは、脳の機能がどの程度活性化しているかであり

脳も栄養が十分でなければ、せっかくの力を発揮することができません

そこで脳のパワーアップに熱い視線を浴びているのがドコサヘキサエン酸、略してDHAです

「日本の子供が頭脳明晰なのは、魚をたくさん食べてDHAを多く摂っているからだ」

と報告したイギリスの学者なんかもいるぐらいです

さばの脂質にはDHAやEPAなどが豊富に含まれ、含有量は青魚の中でも郡を抜いています

記憶力の低下を抑えたり、目にも良いといわれ、EPA(エイコサペンタエン酸)は

血中のコレステロールや中性脂肪を低下させる働きを持っています

また、さばの血合い肉には多くの栄養素が集中しており

鉄分やビタミン群、タウリンが多く含まれ、貧血、皮膚炎、胃腸疾患などの予防

老化の抑制などの効果が期待できます

さらに、カルシウム、ビタミンD 、肌の健康促進によいとされるビタミンB2も多く含まれています

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『お中元の起源は鯖にあり』

そもそも、お中元とは古代中国から伝わった7月15日のことでした

1月15日の上元、10月15日の下元とともに「三元」と呼ばれる年中行事の一つで

今まで犯した罪を償う日として、その日一日は庭で焚き火をする習慣のことでした

そして、7月15日にはもう一つ孟蘭盆会(うらぼんえ・お盆)がありました

地方によっては、1ヶ月遅れの8月に行いますが

記録によると推古天皇十四年(606年)の7月13日から16日にかけ

宮中で初めてお盆の行事が行われました

つまり、この時代にはお盆の行事とお中元の行事が同時進行していました

やがて室町時代になると、お盆の行事が死者を迎えて、その魂を供養するのに対し

お中元の行事は「御めでた事」と呼ばれ

「今生きている事を喜ぶ」「無事を祝う」という、生きている人のための行事に変わっていきました

朝廷や武家の間では、親戚や知人の家に訪問し合い

交流を深め、お互いの無事を喜ぶといった事が盛んに行われました

やがて、江戸時代になると、その風習はもっと盛んになり

贈り物として人気であったうどんやそうめんを贈ったり

手土産を持って挨拶に行くようになりました

ちなみに江戸時代の七夕祭りの宵

御三家をはじめ諸大名から七月七日の祝いとして将軍家にサバを献上するならわしがありました

後に本物のサバではなく、金銀を献上するようになり

これが今日の御中元と称して進物する起源となったという話もあります


『さばがあたる』

さばにあたったことがあるという人のためにも少し調べてみました

アレルギーの人は止むを得ませんが

それ以外の人は鮮度がよく、ちゃんと管理されたさばであれば大丈夫です

せっかくのうまいさばを間違えた知識で食べれないのではもったいないですもんね

【サバアレルギー】

先ずは単純にサバアレルギーです

そばアレルギーなどと同じように食物アレルギーなので、こればかりはどうにもなりません

残念ですが体質なのでこのアレルギーのある人は食べないようにするしかありません

「花粉症」と同じように体質によってはさばを食べても平気な人がいる一方

今まで平気だった人が急に「サバアレルギー」になることもあります

この点もまた「花粉症」ととても良く似ています


【ヒスタミン中毒】

サバを始めとしてサンマ、イワシ、マグロ、カツオと言った赤身の魚には

ヒスチジンと言う化合物が多量に含まれています

これらの魚を水揚げした後、保存している間に細菌の作用により

これがヒスタミンに変換されます

このヒスタミンは人の体内に入ると、発赤・発疹・吐き気・めまい・動悸といった

食物アレルギーに似た症状を引き起こします

しかしこれはサバ自体がだめなサバアレルギーではなく

鮮度の落ちたサバが増やしたヒスタミンによる中毒です

実際にサバがあたったという患者を検査してみると

“サバアレルギーではない”という結果がほとんどで

大半がヒスタミン中毒であり、本当のサバアレルギーはほんの数%だったそうです

鮮度の良いサバでは、ヒスタミンの量が少ないので問題はありません

鮮度が落ちたサバはもちろんのこと、体調の優れないときは控えたほうが賢明です

「よく火を入れれば大丈夫だ」なんて方がいらっしゃいますが

それは下記のまとめた細菌性食中毒の対処法です

最悪なことにヒスタミンは加熱してもなくなりません

鮮度が落ちてヒスタミンがたまった魚は、焼いても中毒を起こしてします

とにかくきっちり管理をして新鮮なうちに食べることが大切です


【アニサキス症】

アニサキスとは、サバなどの魚介類につく寄生虫の一種で

イルカやクジラの回虫で、その腸に寄生しています

イルカやクジラの便には当然この寄生虫の卵が沢山含まれます

この便を魚が食べ、その魚の腸のなかで卵が孵化して幼虫になります

アニサキスの幼虫を持った魚達は再びイルカ・クジラの餌食となり

魚といっしょに食べられた幼虫は

またイルカ・クジラの腸の中で成長してアニサキスの成虫になります

このようにアニサキスはイルカ・クジラ→魚→イルカ・クジラの循環の中で一生を暮らしています

それを人間が横取りして、しかも生でアニサキスとともに食べてしまうことによって起こる病気が

「消化管アニサキス症」です

本来イルカ・クジラの寄生虫ですから人間の消化管では成長することは出来ず

苦し紛れに粘膜を破り、さらに胃や腸の壁の中にもぐりこんで穴をあけることもあります

体験したことはありませんが、これはかなりの激痛のようです

治療は内視鏡で虫をつまみ出すそうですが

虫をつまみ出した瞬間、嘘のように痛みが消えるそうです

もっとも、アニサキスは人体中では1週間程度で死んでしまうので

虫を摘出できなくても対症療法だけで治るそうです


【アニサキスアレルギー】

アニサキスが寄生しているサバを食べると、このアレルギーをもっている人は反応します

なお、死んだアニサキスの欠片だけでもアレルギー反応はおこります

加熱食品や冷凍食品でもアレルギーを起こすことがあるので

このアレルギーをもっている人は注意が必要です


【細菌性食中毒】

細菌性食中毒の要因は多々あります

サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原大腸菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌‥‥

数え上げたらきりがありません

自然界に元々存在するものなので、100パーセント防ぐことは不可能ですが

できる限り細菌が繁殖しないよう徹底した管理が必要です

細菌が魚に付着する経路としましては

先ず、魚自体に元々付着している細菌が繁殖し症状を誘発する

あるいはまな板や容器などの調理器具など外部からの付着

または細菌の多いものをさわった手で調理して付着するといったことが考えられます


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『無投薬のひむか本サバ』


いろいろな病気やトラブルが考えられる海という見えない中での魚の養殖事業

しかし安全安心を第一とし、ひむか本サバは無投薬での養殖に挑戦しています

しかしまだまだ大半の養殖場では薬が投与されているのが現状です 

その理由はいろいろとありますが、主に下記の理由があげられています


1、えさの残骸やふんなどが生けす内に残り、水質悪化による病気を防ぐため

2、魚同士がぶつかり合って体に傷がつき、細菌に感染しやすいため

3、小さな生けすの中で大量に飼育されるので、魚にストレスがたまるため

4、過剰にえさを与えられるのと運動不足で、脂肪が多く病気になりやすいため


現在は、えさに抗生物質や合成抗菌剤の混合は禁止されていますが

一匹でも病気になれば、いけす全体に薬を投与していいことになってます

処方せんや役所への報告も不要なので、事実上は自由に投与できます

しかし魚も大きくなれば、当然ながら免疫も強くなります

成魚になれば薬はほとんど必要としなくなります

常に薬を投与しているわけではありませんのでご理解を

但し、悪質な業者もいますので、信頼のおける業者やお店から買うことが肝心です

それに「休薬期間」が存在します

薬によって残留期間に差はありますが

水産用医薬品のほとんどが1日~1週間程度でほぼ残留は認められないようです

しかし抗生物質や合成抗菌剤のなかには

発がん性や催奇形性が確認された薬が含まれているのも事実です

ただ毎日食べるわけではありませんし

人間だって具合が悪くなれば薬を飲みます

あまり過敏になるのほうがかえって具合が悪くなりますよ

ほどほどにバランスよく、そして楽しく食べるほうが心も身体も健康的です

毒と思うか薬と思うかはあなた次第です

『天然物のサバは主に三種』


【マサバ】

さばといえばこのマサバ

しめ鯖やさば味噌なんかでお馴染み

秋から冬にかけてが旬

背中の青黒点の唐草模様が目印で、腹は銀白色

「関さば」や「松輪さば」や「金華さば」などがこのマサバです


【ゴマサバ 】

マサバによく似ていますが、体側に黒ゴマを散らしたような斑点があります

旬は春から夏

ゴマサバはもともと脂質が少ないので、一年を通してさほど味が変わりません

マサバより味が劣るといわれていますが

マサバの味が極端に落ちる春から夏にかけては重宝されます

「清水さば」や「屋久さば」などがこのゴマサバです


【ニシマサバ】

別名タイセイヨウサバ

背中の模様がはっきりしているので一目瞭然

ノルウェー産に代表される輸入のサバで

スーパーなどで売られている塩さばや〆鯖は大半が本種です
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by yataiti1gou | 2011-06-14 02:27 | さ行

うなぎ

うなぎは、日本以外にも東アジアやヨーロッパなど広く世界に分布し

いろいろな料理で食べられています

イタリアではマリネしたうなぎを豪快にグリル

フランスではぶつ切りをワインで煮込み

デンマークは燻製にしたうなぎでビールを流し込み

ベトナムではうなぎのから揚げをドカンと春雨スープに入れ

上海には名物料理「うなぎの醤油煮」があります

しかし日本ほど珍重はされておらず、大半がぶつ切りで料理されています

うなぎをさいたり蒸したりと手間隙かけるのは、日本独特の文化なのかもしれません

しかしそんな日本でも昔は蒲焼の字があらわすように

蒲の穂のようにぶつ切りにしたうなぎを串に刺して焼き

山椒味噌などを塗って屋台などで供されていたようです

徳川家康の時代に江戸を開発した際、干拓によって多くの泥炭湿地ができ

そこにうなぎが住み着くようになったため、労働者が食べるようになったようです

あぶらが強い為、労働者などには喜ばれたようですが、下賎な食べ物と看做され

当初は雑魚あつかいだったようです

一般に広まったのは、開いて焼いたり蒸したりして油を落とすようになった江戸後期からで

それ以降、江戸が発祥の料理であることから江戸の代表的な食物となっていきました

蕎麦ほど美学は少ないものの

注文があってから裂いて焼くので、時間がかかることから「鰻屋でせかすのは野暮」

白焼きなどを取って間をつなぐのは邪道「蒲焼が出てくるまでは新香で酒を飲む」などといわれ

江戸っ子にとっては一家言ある食べ物とされてきました


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『東西の違い』

現在の蒲焼きにする際

東西の作り方で最も違う点は

蒸しの工程が入るか如何か

関西は直焼きすることで

程好い歯応えが楽しめ

関東は蒸してから焼くことで

ふっくらとした食感が楽しめます

開き方の違いとしては

関西は腹開きで関東は背開きになります

町人の町、西の大坂では

腹開きが「腹を割って話す」と言う意味を持ち

武士の町、東の江戸では

腹開きが「切腹」を連想させるので

背開きになったと言われています

九州では背開きで蒸さずに深めに焼くものが主流です

※写真は先日、白焼きでお出しした浜名湖の天然うなぎ


『刺身は厳禁』

うなぎの血液にはイクシオトキシンという神経毒が含まれるため

生で食べることはできません

ただし、生でも血液を完全に抜いて酢でしめれば刺身で食べることもできます

熱を加えると変性し毒性が消えるので、加熱すれば問題ありません

また古くから、鰻と梅干は食い合わせが悪いとされていますが

これは食禁の代表的な例で、江戸時代中期以降に広まった日本固有の俗信と考えられています

医科学的な根拠はとくにありませんのでご安心を


『うなぎの生態』

生息域は川や河口や湖ですが

体内調節が得意で海水でも生きられるため、内湾などの海にも生息をしています

また、えらの他に皮膚でも呼吸できるため

体と周囲が濡れてさえいれば陸上でも生きていられます

雨の日には生息域を抜け出だして、他の離れた水場へ移動することもあり

路上に出現し人々を驚かせることもあるそうです

濡れていれば切り立った絶壁でも体をくねらせて登るため

「うなぎのぼり」という比喩ができたほどです

またうなぎの産卵場所はフィリピン海溝付近の海域とされ

外洋域の深海ということもあり長年にわたり謎とされてきました

しかし、2006年に東大の研究チームが

ニホンウナギはグアム島やマリアナ諸島付近であることをほぼ突き止めたそうです

なぜそんな遠くで産卵をし、そして生まれた稚魚がまた日本へたどり着くのか

まさに神秘そのものですね


『土用の丑の日』

「土用の丑の日」にうなぎを食う風習ができたのには諸説ありますが

平賀源内の話があまりにも有名です

その由来ばなしをあらためてひとつ

江戸は末期、夏の暑さで客の来ないうなぎ屋のため

平賀源内が「本日土用の丑の日」と大書して店先に貼ったところ

客が次々に押し寄せ繁盛したそうです

それからというもの「土用の丑の日」は「うなぎの日」という風習ができたようです

しかし、土用の丑の日は夏ばて予防として食べられていますが

本来うなぎの旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけてで

秋から春に比べて夏のものは残念ながらちょいと味が落ちます

近年は大半が養殖もので、味がある意味安定しているのであまり関係ございませんが

もし天然ものを食べる機会がありましたら、松茸の出まわる秋の味覚として楽しみたいものです
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by yataiti1gou | 2011-06-09 01:36 | う行

海ぶどう

琉球諸島の宮古海域で自生しているクビレヅタという海藻で

沖縄では長寿草とよばれ昔から珍重されてきました

以前は与那湾周辺で天然物が収穫されていましたが

今ではその天然ものは激減し

それにかわり養殖ものが市場の大半を占めています

当初は海で養殖が行われたようですがうまく発育せず

試行錯誤の結果、区切られた大きなプールの様な陸上養殖施設による養殖に成功し

現在の一大養殖産業を確立しました

近年ではフィリピン産の養殖物を沖縄産と謳った偽装問題があったこともあり

水産庁西海区水産研究所や沖縄県水産海洋研究センターが

沖縄県産とフィリピン産の遺伝的な違いがあるかを研究しているそうです

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ワカメやヒジキなど大半の海藻は、さっとゆでたり煮たりと一度は火を入れて食しますが

この海ぶどうは、そのまま食べることができます

しかし他の海藻と違い、沖縄育ちの海ぶどうはとても低温に弱く

冷蔵庫で保存すると萎んでしまうため常温で保存します

食べ方は、そのまま醤油やぽん酢でシンプルに食したり、三杯酢で酢の物などにします

沖縄ではどんぶりめしにてんこ盛り海ぶどうを盛り、海ぶどう丼なんてのもあります

海藻自体に塩気と磯の香りがあり、プチプチと歯ごたえが良くとても美味

刺身のあしらいなど、料理の脇役としても大変よろこばれます
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by yataiti1gou | 2011-06-01 17:09 | う行


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