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やたいち日記


食材日記です
by yataiti1gou
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あなご・のれそれ

 

江戸前のアナゴは、夏の終わり頃から中秋の頃にかけて産卵をします。

そのころは極端にやせてしまいますが、東京湾内湾は栄養豊富ゆえ、

持ち前の貪欲な食欲で、すぐにしっとりとしたいい脂がのって参ります。

釣りをする方はご存知かと思いますが、

アナゴは夜行性で、夜になると小魚に海老に貝となんでもござれの悪食肉食魚。

砂地に穴を掘り集団で生活していることから『穴子』とよばれています。

古くは、身体の横に白い点があることから「ハカリメ(秤目)」とも呼ばれていました。

あなご・のれそれ_d0176160_22384331.jpg


江戸前の寿司といえば、玉子にコハダ、そして穴子。

これらのネタは、店によって天地の差がでる江戸前職人の腕のみせどころ。

天ぷら屋もしかり、「めそ」と呼ばれる35センチ以下の小ぶりのものが、

これらの職人たちの間では好まれています。


『アナゴの栄養素』

アナゴはビタミンAが非常に多く、他の魚の10倍近くも含んでおり、

正味100グラム程度で、1日に必要なビタミンAを摂る事が出来ます。

このビタミンAは、目の機能をサポ-トするための必須ビタミンであり、

パソコンなどで目を使う仕事の方にはなんともありがたい栄養素。

また、皮膚を守り細胞の酸化を防ぐ効果がありますので、

肌荒れや衰えが気になるお姉さまにはうってつけ。

このビタミンAは、酒飲み御用達のホタルイカにも多く含まれているそうですよ。


『のれそれ』

春になると魚河岸に出まわる穴子の稚魚『のれそれ』。

日本の沿岸域ではどこでも見ることが出来るそうですが、特に好んで食されているのが高知。

一昔前は、ドロメ(シラス)漁の邪魔者として取り除かれていたそうですが今では逆転!

シラスなんかより高値で取引されるようになりました。

特に12月の師走の頃には 初物としてドカンとお値段が跳ね上がります。

私たちの口に入るのは、値段の下がる春は2月から4月頃の最盛期。

食味は、くずきりのように透明でつるつると楽しい口当たり。

三杯酢やぽん酢などとあわせ、酢の物としてよく食べられています。

高知の他、兵庫の淡路島では洟垂れ(はなたれ)、岡山県ではベラタとも呼ばれているそうです。

あなご・のれそれ_d0176160_1649041.jpg

by yataiti1gou | 2011-10-18 00:16 | あ行
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